孤独にそっくり

開いている窓の前で立ち止まるな

モチベーションを保ち続ける

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photo by Moyan_Brenn

たまには雑文でもと思って、最近考えていることについて書きます。

僕は何かを継続するのがとても苦手です。これまで多くのことを始めては辞めてきました。辞めるという表現は正確ではなく、放り出す、と言ったほうが良いでしょう。そのため、時にはその放り出したものを拾い集めて(いわゆる「黒歴史」を)眺めて感傷に浸ったりします。そのたびにこう思います。「*を極めている人間と僕は何が違ったんだろう?」と。*は肛門ではなくスポーツや音楽やゲームやプログラミングやその他諸々です。

 

初心者のまま辞めていく人間をみなさんはどう思いますか?

「才能がなかった」「好きじゃなかった」「運が悪かった」「環境がなかった」

それもあるかもしれません。

でも僕はその前に、ひとそれぞれに備わった性向が立ちはだかっている気がします。

僕が思うに極めるタイプの人間は

  • 何事も熱中して取り組める人間
  • 頭がよく、物事の本質を見極める事ができる人間
  • 理性的で感情に流されない人間

が多いと思います。うまくセグメント分けできてない気もしますが、あくまで僕の中のイメージです。そして、こういったタイプの人間は、何をやっても極めてしまうようです。極めるということは成功するということとは無関係ですが、その能力はどこかで活かされるような気がします。オタクなら趣味、普通の人なら仕事で。

上で述べているのはつまり、頭の良い人間ということなのですが、それタイプ以外で何かを極めている人間はごまんといるじゃないか、という反論が思い浮かびます。

その通りなのですが、それこそ、「才能があった」「好きだった」「運がよかった」「環境があった」からなのだと僕は思います。そして、それぞれの要素は多くの場合、相関関係にあるのではないでしょうか。例えば、才能があるから好きになる、というような。

では、そうでない人間はどうするのか。少なくとも僕はそれ以外に分類されると自分では思っていますが、この僕でも何かが続くことは時としてあります。それはどういう時かというと、続けないことで損をするとわかっている場合です。

「何かをやりたい」というポジティブな発想ではなく、「損をしたくない」という意地汚いモチベーションもこの世の中には存在するのです。

「使わずに捨てるのは勿体無い」「お金を払ったのにサービスを使わないのは勿体無い」

そういった損したくなさを上手く利用することです。ネガティブな人間には、ネガティブなモチベーションがあっていいと思います。

難しいのは、あまりに少額だとどうでもよくなってほっぽり出したり、逆に高額すぎるとそもそもビビってお金を出せないという場合があることです。

うまく自分をコントロール出来るように損得勘定をくすぐるような値段を探すことが必要みたいです。

モチベーションについては行動経済学や心理学で研究されていると思いますが、自分のモチベーションのあり方について考えてみるのもいいかもしれません。

熱中できる体質の人は関係ないですけどね。

 

ざっと書いてみたら、やっすい自己啓発みたいなまとめ方になってしまいました。

そもそも生きているのが辛い、何もしたくない、そういう考えに駆られていると全てがどうでもよくなるものです。「なぜ生きるのか」、この問いは常に僕の頭をぐるぐる回っていますが、それは厄介な問題なので今回は据え置いておきます。