2017年が始まりました - 孤独にそっくり

こんにちは。
2017年が始まってからもう半月以上が経って今更感がありますが更新してみます。

2017年の恐怖

2017年は僕にとって恐怖の年です。なぜなら、就職活動をしなくてはいけないからです。
つらい。本当につらい。
ただ大学では特に何をするわけでもなく時間を浪費し、働きたくないがために大学院に進学しましたが、遅延作戦もついに種がつきました。海外留学するにも金はないし、現実的ではありません。
よく「どこの企業に行きたいの？」と聞かれますが、行きたい企業なんてありません。働きたくないです。
思い起こせば、高校進学のときも特に行きたい高校はなかったけれど、受験勉強をしていたのでとりあえず偏差値の高いところを受けました。そのままエスカレーター式に大学に進学し、学部もなし崩し的に決定。研究室も自動で配属。
僕はこれまで自分の人生に関して、重要な意思決定をしたことはほぼ無いんじゃないでしょうか。
常に自分に責任を負わせず、なすがままに流されて生きてきたわけです。
しかし、生きていくためには働かなくてはいけない。

人生、生活

世の中の多くの人は、好きでもない仕事をしてストレスを感じながら、生きるために働いていると思います。好きなことを仕事にできたら運がいい。そんな世の中です。
でも、そもそも働くことは必要なのか？と問う人は社会では受け入れられません。ニートや無職やナマポの人ばかりでは、社会が成り立たないから当然といえば当然です。
ですが、それを言い訳として、なぜ生きるか、何のために生きるかを問わないことは欺瞞だと僕は思います。
就活のことを考えていやな気持ちになるのは、そこらへんの折り合いがつかないからです。
「なぜ弊社に入りたいか？」と聞かれたときに「（数ある企業の中ではましそうに見えてかつ自分が入れそうな企業だから）弊社の企業理念に共感してうんぬん」みたいな、カッコつきの言葉がそこら中にあふれています。
それはあたりまえ、世の中の人のほとんどが建前を持って生きている。そういう合理主義者も僕にとってはうそつきに見えます。
その生活の先に何があるか？死にたくないから働くのか？
いい生活がしたい。その「欲」を軸に人間を語ることは底が浅く感じます。「欲」なんて与えられた環境下での相対的なものでしかない。
むしろ、「これが俺の人生だ」と仕事に没頭している人間のほうがまだ共感できます。
結局のところ、僕が何をいいたいかというと、「社会という幻想をカッコつきの建前の中に含んでいながら、やはり人生が大事にしたい」ということです。
では人生とは何か。きっとギリシャ哲学的には「魂の世話、良く生きる」ことでしょうが、僕には人生が何なのか、まだわかりません。だからこそ、自分とは何か、人生とは何かを問い続けるしかないのでしょう。（それこそが人生だ、というのはあまりに安易でイヤです）

生きづらさ

就活のことを考えると、自分の人生の無意味さ、そしてこれから想起される未来の空虚さが浮きぼりになって、気分が落ち込んできます。僕はロマンティストなので、強烈に生きる人間に憧れを抱きます。ゴッホやヘッセや小林秀雄…。ただ、そんな風にはなれないとあきらめても居るので、就活はします。中途半端な合理主義で、自分がいやな思いをしたくないだけで、奴隷のように働くのです。どうして人生に希望を持てるでしょう。僕は卑怯なので、あらゆる原因を世界のせいにします。不条理に押し付けられた現実、それに翻弄される人間。そうして生活に取り込まれて人生は消滅していく。奴隷は生活の摩擦で死んでいく。
ただ、人間は自由であり、どうにでもなれることを知っています。僕はどこへでもいける。知っていても、勇気が無いわけです。そして情熱も。
僕は、隣の芝を眺めているんでしょうか。わかりませんが、とにかく今は流れに身を任せてみたいと思います。
ひとまず、知らない世界に入ることは必要だからです。

美容と健康

就活のことはおいといて、最近思ったことについて。僕は数年前まで、稼いだお金はゲーム、漫画、飲み食いに費やしていました。服なんて自分で買ったことが無かったし、周りに「お前の格好はおかしい」といわれても気にしませんでした。
でも、ここ最近考え方が変わってきました。今でも服装は相変わらずダサいですが、自分で服を買うようになりましたし、なんとなく美容とか健康とかの記事を読むようになってきました。
一般の人々がなぜそこまでファッションや美容や健康に熱中するのか。人によりけりで一概に言えないでしょうが、もてたいとか、そんなでしょうたぶん。
僕も同じようなものですが、別の理由として、「これが自分なんだろうか」と思うようになったからです。つまり、僕は僕の意思によってこの服を着て、この顔をしているのか。僕は僕を生きられているのかとおもったからです。
肉体に意志を行き届かせる。そんな妄想を抱いたわけです。
つまり、肌がきれいなマッチョイケメンでおしゃれになりたいというそれだけです。
今は中背中肉の汚いおっさんですが・・・。

まとめ

今年は忙しい年になります。ですが、関心は働くことではなく、自分のことばかりに向いています。もともと自分勝手な人間なので、致し方ないことです。ただ、人生について考えることは確かに必要で、就活に関わらず常に必要なことなのだと思い直しています。今年もよろしくお願いします。