孤独にそっくり

開いている窓の前で立ち止まるな

雑記20210817

仕事が決まったのもつかの間、今度は引っ越しをすることになってバタバタしている。すぐ近くに引っ越すとはいえ、業者と打ち合わせしたりめんどくさいことはたくさんある。

特にインフラなんて自分がどこの電気会社か、ガス会社かなんて普段意識しないから探すのに骨が折れた。うそ、いうほど骨は折れてない。一日で終わった。今週末には引っ越しなので、さっさと済ませて落ち着きたい。無職の友人が俺の就職を複雑そうな目で見ている。別に羨ましくもないんだろうけど、就職という言葉に不安を感じるんだろう。もし俺が彼の立場だったとしても、同じように思っただろうて。人生はままならない。金があって暇な時期などない。ここ一年はそこそこ金もありつつ時間もあったので良い期間だった。けれども、俺の人生に何か変化があったかと言われると、そんなことはない。才能を発揮した小説をかいたわけでもない、たくさん何かを勉強したわけでもない、運動に勤しんで痩せたわけでもない(むしろ太って困っている)。年齢ばかり重ねて、未だにわからないことだらけで、迷い続けている。しかし、他の大人たちも何もわかっていないということがただ身にしみてきているだけだ。コロナで右往左往しているこの世の中、誰も正しいことなどわからず、自分がどうしたいのかもわからず、時代という大きな流れに乗っているばかりだ。俺はいつになったら、俺を受け入れて、なりたい俺に成れるのだろう。これは矛盾しているかもしれない。俺を受け入れることは、なりたい俺を諦めることなのだろうか。だとするならば、俺はいつまでも俺を受け入れることはできないだろう。それなりのやり方を考える必要があるということだ。とにかく、引っ越して、働いて、けど何も解決しなくて、きっと小説を、満足の行く作品をひとつ作り上げる以外に満たされることはないのだろう。庵野監督のドキュメンタリーを見ていて思った。作品を作ること、自分を投影すること、歴史に身を刻む覚悟。そういう矜持みたいなものをいつか持てたらいいのに。俺は別に何も作れないので、それがどんな感覚なのか知らない。それを知らないといけないのだろうが。