孤独にそっくり

開いている窓の前で立ち止まるな

死ぬほど聞いても飽きないアルバム ― BOat「RORO」

こんにちは。
タイトルで出オチなんですが、今回は僕が好きな音楽についてです。
僕は高校のある時期、友達がほとんどいなかったんでひたすら音楽を聴いて過ごしてました。当時に比べて、音楽の趣味は少し変わったんですが、それでも好きなままのアルバムがいくつか残っています。そのうちのひとつです。
ずばり書いてしまうと、BOatの「RORO」というアルバムです!!

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すでに解散している上に、有名なバンドではないはず(?)なので
知る人ぞ知る最高峰のポップロックバンド「BOaT」:サイボーグ的おやつ - ブロマガ
BOATを聴いて夏を終わらせるなxxxx - K Diary
なんかここら辺を読んだら詳しくなれると思います。
僕もさっき思いついてググってみて初めてたどり着きました。

そんでこの作品のテーマと言えば一貫して「夏を終わらせるな!」という言葉。この言葉はAxSxEさんが酔っ払いだかホームレスだかに投げかけられた言葉らしいのだけれど、その言葉にふさわしく、夏が持つ悠久/哀愁が表現されているように感じる。
BOATを聴いて夏を終わらせるなxxxx - K Diary

へえ~!文学っぽい!
というか、やっぱり好きなひとは好きなんですね。こういう記事がわりと最近になっても書かれていることに素直に驚きました。

僕は、先にNATSUMENという、BOatのボーカルのAxSxEさんがBOatを解散したあとにやっていたバンドを知ってそこから元をたどって知りました。
このNATSUMENというバンドもとってもかっこいいのでお勧めです。
それで、このNATSUMENというバンドをどこから知るかというと、当時僕が大好きだったNuitoというバンドの「NeKoMaJiN vs 」がパクリだーみたいなレスを読んだのがきっかけでした。
下の二つで比較。

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わからんでもないけど・・・ですね。
どっちもくそかっこいいからどうでもよい。

さて、当時の僕はポストロックにドはまりしていたので、ひたすらそういうインストを聞いてました。
並行してエレクトロニカも(僕の中で)流行っていたので、そういう音楽も聞いていましたね。

そういうときに、この「RORO」に出会うわけです。
アルバムの中の曲がすべて最高にかっこよかったので、びっくりしました。
ギターのえぐるような音、脳内麻薬が出まくるグルーヴ感、僕はあんまり歌詞が頭に入ってこないタチですが、言葉の響きすら心地よい。
凶悪な音楽、ポップでキャッチーで、音は尖りまくってる、何なんでしょうか。

僕は飽きっぽいので、邦ロック→洋楽→クラシック→クラブミュージック→ジャズ、みたいに時期によって聞きたい音楽が違って、最近はほとんど洋楽かクラブミュージックかジャズでローテしてます。
そんな今でも聞いていると引っかかるところがあるのは、このアルバムがあらゆるものを飲み込んで一つにまとめ上げちゃってるからでしょう。
全部の曲好きになることってそうあることではないと思うんですが、どの曲をとっても最高としか言いようがありません。
他に同じように全部の曲が最高に好きなアルバムでパッと思いつくのは、ビートルズの「1」くらいかなー。
つまり、僕の中ではビートルズと同等です。

Amazonの中古で買おうとすると、いまだに高いのがつらいところです。レンタルするしかないですね・・・。

あと、「RORO」の完成度が高すぎて、前のアルバムはそんなに好きじゃないですが、この曲はめちゃくちゃ好きです。ポップ&ポップ。「RORO」の最後の曲と同じベクトル。

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「夏を終わらせるな!」ってかっこいい言葉ですね。
最近すっかり秋めいてきましたが、夏の終わりを惜しみながら、死ぬほど聞いても飽きない「RORO」を聴くのはいかがでしょうか?