孤独にそっくり

開いている窓の前で立ち止まるな

徒労の果て

自分は常に結論を欲しがっている。
欲しがりすぎている。
結局人生って何だろう?
好きなことをするってことなんだろうか。
自分のために生きるのか、他人のために生きるのか、結論が知りたい。
たとえば好きなことをするのが人生だとして、自分が本当に好きなことって何だろう。
そう問うてみると、特にこれといって思い浮かばない。
酒は好きだったけど、肝臓を破壊してからあんまり飲めない肉体になった。
映画もドラマも読書も音楽も好きなものはあるけど、あんまり他人と共有できるようなものじゃない。
そもそも消費系の趣味は虚しくなるから続かない。
何かを作りたいと思っても満足に作れない。
続かない。
絵を書いたり、曲を作ったり、そんなことは一生できそうにない。文章も書けない。
勉強だって出来ない。ひたすらまとめサイトを読む人生。それで一体何のために?

答えが知りたくて哲学の入門書を読んでみても大したことは書いていない。
哲学は答えを与えてくれるものじゃない。
たぶん生きる意味を明確に与えてくれるのは宗教くらいなものだけど、それも馬鹿らしくて嫌だ。

全部嫌だ嫌だと言っていたら、何もしたくなくなって、家でボーっとするだけ。
そして、たまに酒を飲んで、くだらない会話でお茶を濁して終わる。
劇的な人生を生きたいのに、能力も勇気もなくて、そもそも何をしたらいいのかすらわからない。
きっと何かに費やさないといけないはずなのに、どうしたらいいのかわからない。

もうすぐ働き始めるけど、結局それが何なんだろう?
今日PTAの「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を見てそんなことを思った。
何かわからないけれど「他人に負けたくない」というそれだけ。
「終わりだ」って叫びたい。結論を得たい。それがただのむなしさだとしても。

燃え尽きるような人生に憧れながら、何もせずに死んでいくんだということにただ恐怖している。虚しいなあ。
働きに出たら変わるだろうか。
それも同じことだと思う。
資本主義的な働き方はくだらない。
かといって創造性はない。
自分は「何か凄い人」になりたいだけのガキなんだろう。
馬鹿馬鹿しくて涙が出そうだ。
何かをしたい。

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