孤独にそっくり

開いている窓の前で立ち止まるな

コロナでホテル療養二日目

コロナホテル療養二日目。
今日も何もする気が起きずに、日中はほぼ寝ていた。
定時ごとに流れる館内放送が鬱陶しい。起きてしまうのだ。
ご飯を食べるのも億劫で、結局朝と昼は飛ばした。食べたいときに食べられない不自由を感じている。

まとめサイトとか読んでも、さして楽しくない。
YouTubeでオモコロチャンネルみたり、日ユ同祖論のオカルト話をみたり、そんなので時間が潰れていく。
我ながら、何もクリエイティブなことが出来ない人間だと悲しくなる。
居ても居なくても同じ人間だという実感が日増しに強くなる。
そういえば、10月くらいまではコツコツ毎日決めたことを勉強したりしていたが、いまではそのやる気すら起きない。まずい。

世の中に対する関心はもともとないけれど、プログラミングの勉強とかに対する関心も全然ないし、絵を描いたり、曲を作ることもない。
とにかく、だらだら、何もしない時間がたくさんあるだけだ。

コロナの症状としては、鼻詰まりと味覚のなさくらいなもので、元気だ。
コロナ後遺症が大変、みたいな記事を読んだので、もしかしたら実感がないだけで息切れしやすくなっているとか他にもあるのかもしれない。実感がないだけに怖いね。
とはいっても、より深刻な問題は、面白いと感じるものが全然ないということだ。

やりたいことがある人がとてもうらやましい。少しでもやりたいと思い、すぐに手を出せる人の行動力が、継続できる勇気が、とても羨ましいと思う。
結局俺は、何かをしている人間かっこいいと憧れるばかりで、何かそのものに対して楽しみや喜びを見出すのが下手くそな人間だというわけだ。自発的に何かをする気になれない。

人生の中で、何か得意なことがあっただろうか。好きなことがあっただろうか。
スマブラ64はやたらと強かった。
酒を飲んだり、美味しいものを食べるのは好きだった。
本を読むのも好きだった。アニメや映画もたくさんみた。
けど、ただそれだけだ。
他人よりも少しでも詳しくなろうと努力したり、自分なりに研究してみたり、そういうことがからきしで、全部”浅い”ままだ。

即物的な快楽とは違う、理屈で考える楽しさ、みたいなものが世の中にはあるらしいが、俺は未だにそれを一つも獲得したことがない。
これからもそうなのだろうかと思うと、心底嫌になる。